ラグナル・ヨナソン

眠れないときは例外なく読書です。

最近立て続けに読んでいるのがアイスランドの作家ラグナル・ヨナソンの作品。

アイスランド北部の港町シグルフィヨルズルで警察官になったばかりのアリ=ソウルが所長の助けを借りながら、事件を解決していくシリーズ。

 

表紙の警官の絵が昔のSF小説のようでいまいちですが、ストーリーは面白い。

特殊な人間が事件を起こすのではなく、日本でもアイスランドでも普通に暮らしている人間が納得いく?理由で事件をおこし、それを着実にたまに幸運に助けられながら解決する若い警察官の物語。

話があちこち飛びますが最後につながる爽快感。登場人物がそれぞれの問題を抱えながらも一歩一歩歩んでいく様が描写されているのも親しみやすかったです。

 

次は定年を目前に控えた64歳のフルダが主人公のシリーズ。

男社会で女性ながら頑張って上を目指したものの、同期の男性には及ばず最後はもう来なくていいと言わんばかりの仕打ちをうけるフルダ。最後に自殺したと思われる移民女性の事件を無理やり担当し真相に迫るフルダ。読み進むにつれ彼女自身の不幸にも気づかされます。アイスランドでたった一人頑張るフルダを応援したくなります。

 

上記2冊読み終わって只今↓読んでる最中です。